Microsoft Teamsは会議を文字起こしでき、対応言語は日本語を含めて幅広く揃っています。画面に文字が出るところまでは、標準機能で足ります。決定事項、アクションアイテム、担当者といった、そのまま引き渡せる議事録にするところで、管理者設定と有料アドオンが関わってきます。以下では、Teamsの文字起こしが標準で何をするのか、制限はどこにあるのか、どんなときにSubananaを使うと楽になるのかを順に見ていきます。説明にはSubananaを使います。

Teamsの文字起こしは日本語に対応している?
対応しています。Microsoftの対応言語一覧には日本語が含まれており、日本語だけで進む会議であれば、標準の文字起こしで足ります。Subananaとの違いが出るのは、次の表の3点です。
| 知りたいこと | Teams標準 | Subanana(会議モード) |
|---|---|---|
| 日本語の文字起こし | 対応(管理者がオフにしていない場合) | 対応 |
| 別の言語への翻訳 | Teams Premiumが必要 | 翻訳版を出力できる |
| 決定事項・アクションアイテムの要約 | Teams PremiumまたはMicrosoft 365 Copilotが必要 | AI要約に含まれる |
Microsoft Teamsは会議を文字起こしできる?
できます。Microsoftの対応言語一覧によると、Teamsの文字起こしは日本語を含む44言語(57の言語・地域バリアント)に対応しており、会議が終わると文字起こしは録画と並んでOneDriveまたはSharePointに保存されます。タイムスタンプと話者ラベルも付きます。つまり、組織で文字起こしが有効になっていて、会議がおおむね単一言語で進むなら、Teamsは追加のツールなしで実用に足る文字起こしをすでに渡してくれます。
標準の文字起こしは、率直に言って十分まともです。手間が出てくるのは、そのあとです。
Teamsの会議文字起こしの限界はどこ?
つまずきやすいのは、だいたい次の3つです。
- 管理者がオフにしていないことが前提。 文字起こしは「主催者ごと・ユーザーごと」のポリシーで、組織のTeams管理者が制御します。会議の最中に「文字起こしを開始」ボタンがグレーアウトしていることに気づき、その場で切り替えてくれる人がいないという形で初めて知る人は少なくありません。
- 翻訳と要約は別建ての有料アドオン。 文字起こしを別の言語に翻訳するには Teams Premium が要ります。決定事項やアクションアイテムを抜き出す自動の会議要約(Microsoftのいうintelligent recap)には、Microsoftの案内によれば Teams Premium または Microsoft 365 Copilot のライセンスが要ります。いずれも既存プランの上に買い足すライセンスです。生の文字起こしだけでは、回覧できる議事録まではまだ距離があります。
- 1会議=1言語が前提。 文字起こしは「話された言語」で出力されます。これは、ひとつの会議では言語がひとつしか使われない、と暗黙に仮定しているということです。グローバルなチームが英語と別の言語を行き来するような通話だと、単一言語前提はうまく噛み合いません。
公平に言えば、すでに組織で文字起こしが有効で、要約用にTeams PremiumかCopilotも契約済みで、会議もほぼ単一言語なら、Teamsの道筋はスムーズで、ほかには何も要らないでしょう。
Subananaで構造化された議事録を取るには?
Subananaの会議モードにはMicrosoft Teams用のボットがあります。カレンダーを連携しておくと、ボットが会議に参加し、会議が終わったあとに録画を処理して、きれいな多言語の文字起こしに仕上げます。そこからAI要約(決定事項、アクションアイテム、担当者)に整理します。この道筋のポイントは、Teamsの管理者ポリシーには一切触れないこと、そしてTeams PremiumもCopilotライセンスも要らないことです。議事録を別の言語で必要とするときは、会議モードが翻訳版を出力できます。言語をまたいで精度がどの程度保たれるかは、SubananaのAI会議文字起こしを参照してください。
実際の手順

- カレンダーを連携し、SubananaのボットがあなたのTeams会議に参加できるようにします。
- いつもどおり会議を進めます。どの言語を話してもかまいません。
- 会議後、Subananaで文字起こしを開きます。AIが決定事項とアクションアイテムを抜き出します。
- 校正したうえで、文字起こしと要約をエクスポートします(エクスポートは有料機能です)。
標準のTeams文字起こしで十分なのはどんなとき?
組織全体で文字起こしがすでに有効で、会議もほぼ単一言語で、要約用のTeams PremiumかCopilotも持っているなら、最も手間の少ないTeams標準のままで構いません。ただし次のどれかひとつにでも当たった瞬間、Subananaの会議ボットで議事録を取るほうがたいてい楽になります。
- 文字起こしが自分では変えられない管理者設定でロックされている
- 会議が複数の言語にまたがる
- Teams PremiumやCopilotを別途買わずに、決定事項とアクションアイテムの構造化された要約がほしい
参考:AIによる会議の文字起こしと議事録では、言語をまたいだときに精度がどう保たれるかを紹介しています。
迷ったら、次の会議を1回だけSubananaで取り、Teams標準の文字起こしと見比べてみてください。管理者設定の確認や追加ライセンスの手配なしに、決定事項とアクションアイテムまで出てくるかどうかが、そのまま判断材料になります。