結論から:DaVinci Resolveで文字起こしはできます。 Audio Transcription(音声文字起こし)とCreate Subtitles from Audio(字幕自動生成)の両機能が日本語に対応しています(ともにDaVinci Resolve Studio版限定の機能——詳細は次の章)。本記事では、日本市場の動画編集者向けにDaVinci Resolve 21(現行リリース)での文字起こし・字幕付けワークフローと、日本語の対応状況、いま検索が増えている疑問 — v21で字幕を翻訳できるのか? — への答え、そして対応外シナリオ(翻訳、粤語、深い日英混在など)でAI生成SRTを使う補完フローを解説します。
開示:私はAI字幕・文字起こしツールである Subanana を運営しています。本記事はBlackmagic Design公式文書(What's Newページ、DaVinci Resolve 21 New Features Guide、DaVinci Resolve 21 Reference Manual)、独立系メディア(CineD、NoFilmSchool、Newsshooter、CG Channel)、Subanana内部製品ドキュメントに基づき、2026年7月に取得し、対応言語まわりの記載は2026年9月に最新の公式リファレンスマニュアルで再確認しました。捏造したベンチマーク数値や精度パーセンテージは使用していません。

DaVinci Resolveの現状(2026年7月時点)
- 現行リリース:DaVinci Resolve 21。2026年4月中旬に公開ベータが始まり、2026年6月上旬に正式リリースされました(Newsshooter 正式リリース報道、CG Channel)。21.0アップデートは既存ユーザーには無料です。
- v21で字幕まわりに追加された機能(DaVinci Resolve 21 New Features Guide より):字幕インスペクタの検索・置換、字幕ワードタイミングの改善、字幕のフェードイン/アウト、テキスト・字幕要素のフォントブラウザ、テキスト要素のスペルチェック。(「AI Animated Subtitles」(話した単語をハイライト・アニメーション表示)はv20世代で追加された機能です — NoFilmSchool。v21ではその土台となるワードタイミングが改善されました。)
- 無料版とStudio版:無料版でも編集・カラー・書き出しの基本ワークフローは使えますが、本記事の中心である自動文字起こし(Audio Transcription)と字幕自動生成(Create Subtitles from Audio)はStudio版限定です(DaVinci AI Neural Engine搭載機能のため)。Studio版はUS$295の買い切りです。
DaVinci Resolveで日本語の文字起こしはできる?対応言語と精度
できます。 DaVinci Resolve 21の公式リファレンスマニュアル「Audio Transcription Supported Languages」の項に明記されている、Audio Transcription(音声文字起こし)/Text-Based Editingの標準対応言語は以下の14言語で、日本語が含まれています(Blackmagic Design公式 DaVinci Resolve 21 Reference Manual)。なお同マニュアルでは、Audio TranscriptionもCreate Subtitles from Audioも見出しに「Studio Version Only」(DaVinci Resolve Studio版限定)と明記されています — 無料版では使えません:
As of this writing Audio Transcription and Text-Based Editing support the
following languages: Danish, Dutch, English, French, German, Italian,
Japanese, Korean, Mandarin (Simplified Traditional), Norwegian,
Portuguese, Russian, Spanish and Swedish.
字幕自動生成(Create Subtitles from Audio)も同マニュアルの別項目「Create Subtitles from Audio Language Support」で日本語を含む14言語を標準対応としています(中国語の扱いだけが異なり、こちらは簡体字マンダリンのみの記載です)。日本語はどちらの機能でも一級サポート言語です。韓国語も両機能で対応。
アップデートで対応言語が広がっています。 同マニュアルによれば、Extras Downloads Managerから「Extended AI Transcription Support Package」を追加インストールすると、ベトナム語・タイ語・インドネシア語・アラビア語・ヒンディー語を含む40以上の言語が追加で使えるようになります。本記事は当初これらを「対応リスト外」としていましたが、2026年9月に最新の公式マニュアルで確認したところ拡張パッケージ経由で対応済みだったため訂正しています。それでも粤語(広東語)など一部の言語は、標準・拡張どちらの対応言語リストにも含まれていません。
精度数値については、DaVinci Resolveの日本語字幕の独立第三者ベンチマークは公開情報として存在しません。ベンダーやSEO目的の記事に出てくる高い精度数値は検証可能なデータではないため、本記事ではあえて精度パーセンテージを提示しません。実用上の判断は、自分の典型的な収録音声で実際に試すのが最も確実です。
字幕の付け方(手順)
- DaVinci Resolveを開く(手順3以降の自動文字起こし・字幕自動生成はStudio版限定です)。
- Editページに切替。
- クリップを右クリック →
AI Tools→Audio Transcription→Transcribeを選択(字幕を直接作りたい場合はTimeline→AI Tools→Create Subtitles from Audio)。 - 言語を選択(
Japanese)、生成オプション設定。 - AIが文字起こしを実行。動画長に応じて数分から十数分。
- Subtitleトラックに自動生成された字幕が追加されます。Inspectorパネルでテキスト、タイミング、フォント、色を編集。
- 書き出し:
Deliverページで字幕焼き付け版(Burn in Subtitles)または独立SRTファイルとして書き出し。
手動で字幕を付ける場合:Editページのタイムラインで Subtitle Track を追加し、各クリップにテキストを入力、Inspectorパネルでスタイル設定。短尺動画なら手動の方が早いケースもあります。
DaVinci Resolve 21で字幕を翻訳できる?
できません — DaVinci Resolve 21に字幕翻訳機能は搭載されていません。 音声から字幕を自動生成することはできますが、生成した字幕(またはインポートした字幕ファイル)を別言語に翻訳する機能はありません。公式の What's Newページ にも DaVinci Resolve 21 New Features Guide にも翻訳機能の記載はなく、v21の字幕まわりの変更は検索・置換、字幕ワードタイミング改善、フェード、フォントブラウザ、スペルチェックです。新搭載のAI Speech Generatorは逆方向(テキスト→音声)のツールです。
「davinci resolve 21 字幕 翻訳」で検索してたどり着いた方へ:2026年4月の公開ベータにも、6月の正式リリースにも入っていません。現状、翻訳はResolveの外で行うのが標準パターンで、往復はシンプルです:

- ソース動画を Subanana にアップロード — または公開されたYouTube・Instagram・FacebookのURLを貼り付け。
- ソース言語と翻訳先言語(複数可)を選択。 字幕モードは一度に複数の翻訳先に対応しているので、1回のアップロードから日本語+英語+中国語のように複数の字幕トラックを得られます。
- エディターで確認。 プロジェクト単位の用語集(Glossary)でブランド名・固有名詞の表記を統一できます。翻訳は現時点で文字起こし分数に追加消費されません。
- 翻訳済みSRTを書き出し — または1つのキューに原文+訳文を重ねる二言語(バイリンガル)SRTとして書き出し。
- Resolveにインポート:Editページ →
File→Import→Subtitle。あとはInspectorでスタイルを整えて通常どおり書き出し。
Resolveでのスタイリングが不要な納品なら、Subananaから字幕焼き付け済み動画(単一言語・二言語どちらも)を直接書き出すこともできます。
日英混在コンテンツの扱い
日本市場の業務動画では「日本語+英語専門用語」の混在が頻出します(外資系企業の説明、海外ベンダーとの商談記録、技術解説)。DaVinci Resolveの自動字幕は一度に一つの主要言語を選択する設計のため、副言語(混在内の英語部分)は精度が落ちる傾向があります。
選択肢:
- DaVinci Resolveで日本語を主言語に設定 → 英語部分は手動修正。
- 日本語と英語で2回別々に転写 → 手動で合体。
- 短尺なら手動修正、長尺なら DaVinci Studio 版のText-Based Editing機能で部分的に修正効率を上げる。
Subananaを使う補完ワークフロー
DaVinci Resolveの自動字幕が向かないシナリオ:
- 翻訳字幕・二言語字幕が必要:Resolveに翻訳機能はありません(前節参照)。
- 対応リスト外の言語:粤語(広東語)などはDaVinci Resolveの標準・拡張パッケージいずれの対応言語リストにも含まれていない(ベトナム語・タイ語・インドネシア語・アラビア語・ヒンディー語はExtended AI Transcription Support Packageの追加インストールで対応可能)。
- ブラウザベースで処理したい:DaVinci Resolveはインストールが必要。
- マシン環境の制約:Apple Silicon推奨機能あり。
- 固有名詞・専門用語の認識精度を上げたい:DaVinci Resolveには字幕用のグロッサリー機能なし。
Subanana はこうした補完用途のために設計されています。日本市場で関連する特性:
- 95+ 言語対応:DaVinci Resolveの対応外の言語(粤語など)も処理可能。
- 翻訳・二言語SRT書き出し:字幕プロジェクトは複数の翻訳先に対応、翻訳済みSRTや二言語SRTとして書き出し可能。
- 用語集(Glossary)対応:固有名詞・専門用語をプロジェクト単位で登録、字幕の認識精度を直接ブースト。
- AI自動修正:AI ベースの自動修正で、手動修正の手間と時間を削減。
- ブラウザベース:インストール不要、どの環境からでもアクセス可能。
ワークフロー:
- Subananaを開く(plus.subanana.com)。動画ファイル直接アップロード、または公開されたYouTube・Instagram・FacebookのURLを貼り付け。
- ソース言語を選択(粤語、日本語など対応の95+ 言語から)。
- 文字起こしを生成。
- 編集:固有名詞、専門用語、ブランド名をエディター内で修正。
- 必要に応じて翻訳:翻訳済みSRTや二言語SRTを書き出し可能。
- SRTをUTF-8でエクスポート。
- DaVinci Resolve: Editページで
File→Import→Subtitle→ SRTファイルをインポート。 - スタイル設定:Inspectorパネルでフォント、サイズ、色、位置を設定。
- 書き出し:Deliverページで焼き付け版または独立字幕トラックとして書き出し。
対応外の言語や翻訳字幕が必要なら、まず手元の動画で試すのが早道です。
FAQ
DaVinci Resolveで文字起こしはできますか?
できます(DaVinci Resolve Studio版限定)。 クリップを右クリック→AI Tools→Audio Transcription→Transcribeを選ぶと文字起こしを実行できます。対応言語は日本語を含む標準14言語(詳細は上の「対応言語と精度」の章)。字幕として書き出したい場合はTimeline→AI Tools→Create Subtitles from Audioを使いますが、これもStudio版限定の機能です。
DaVinci Resolveの自動字幕は日本語に対応していますか?
YES。公式リファレンスマニュアルの「Audio Transcription and Text-Based Editing support」する言語の中にJapaneseが含まれています(Blackmagic Design公式 DaVinci Resolve 21 Reference Manual)。
DaVinci Resolve 21で字幕を翻訳できますか?
できません。公式の What's Newページ にも DaVinci Resolve 21 New Features Guide にも字幕翻訳機能の記載はありません。標準パターンは、SRTを書き出して外部ツールで翻訳(Subananaなら複数言語へ同時翻訳+二言語SRT書き出しが可能)し、Resolveに再インポートする方法です。
v21はもう安定版ですか?
はい。v21は公開ベータ(2026年4月中旬開始)を経て、2026年6月上旬に正式リリースされました(Newsshooter、CG Channel)。21.0アップデートは既存ユーザーには無料です。
DaVinci非対応の言語の動画に字幕を付けるには?
標準14言語に加え、Extras Downloads Managerの追加パッケージでベトナム語・タイ語・インドネシア語・アラビア語・ヒンディー語など40以上の言語が使えるようになります。それでも粤語(広東語)などは対応言語リストに含まれておらず、外部AIツール(95+ ソース言語に対応するSubananaなど)でSRTを生成してからインポートする方法が現実的です。
日本語の精度はどれくらい?
独立第三者ベンチマークが公開されていないため、具体的なパーセンテージは責任を持って提示できません。実用上の判断は、自分の典型的な収録音声で実際に試すのが最も確実。
どの方法を使うべきか
- 日本語のみの動画、DaVinci Resolve Studio版を既に使っている → DaVinci Resolveの自動字幕で完結。
- 翻訳字幕・二言語字幕が必要 → 外部AIツールで翻訳してSRTをインポート(または二言語焼き付け動画を直接書き出し)。
- 固有名詞・専門用語が多い、認識精度を上げたい → 外部AIツール(グロッサリー機能対応)でSRT生成 → DaVinci Resolveにインポート。
- DaVinci対応リスト外の言語のコンテンツ(粤語など、標準・拡張パッケージどちらにも含まれない言語)→ 外部AIツール必須。
- ブラウザベースで気軽に試したい → SubananaやNottaなどブラウザベースツール。
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出典:Blackmagic Design DaVinci Resolve製品ページ、公式What's Newページ、DaVinci Resolve 21 New Features Guide、DaVinci Resolve 21 Reference Manual(公式、Audio Transcription Supported Languages章)、CineD v21ベータ発表、Newsshooter v21正式リリース報道、CG Channel 21.0リリース報道、NoFilmSchool v20アップデート報道、Subanana製品ドキュメント、2026年7月取得・2026年9月に対応言語情報を再確認。捏造した精度数値、競合他社発のベンチマーク、未確認のフォーラム引用は使用していません。