PLAUD Note の代わりは?ハード不要で議事録・字幕を作る文字起こしツールと選び方(2026)

2026-07-18
KKevin Wong

「PLAUD Note、気になるけど本体が2万円台。買う前に、代わりになるものはないの?」——そう思って検索する人は多いはずです。実際、PLAUD Note は専用のAIレコーダー(本体は別売り)で、録った音声を文字起こしして要約や議事録にまとめてくれる、よくできたデバイスです。

ただ、「代わり」を探す前に切り分けておきたいことが一つあります。あなたに必要なのは「専用デバイス」なのか、それとも「文字起こしと議事録づくり」そのものなのか、です。ここが決まると、選択肢が一気に絞れます。

この記事では、まず PLAUD Note が本当に向いている人を正直に整理し、そのうえでハードを買わずに、スマホやPCの録音・手元のファイルから議事録を作るソフト型ツールを用途別に比較します。取り上げるのは、文字起こしさん・Notta・Subanana の3つ。なお、そのうちの Subanana は私が運営しているので、Subanana が向かない場面もはっきり書きます。

PLAUD Note の代わりになるハード不要の文字起こし・議事録ツール比較のイメージ

まず前提:PLAUD Note が本当に向いている人

「代わり」を探す前に、そもそも PLAUD Note のままがいい人もいます。正直に書くと、次のような人はデバイスを買う価値があります。

  • 対面の会議や商談を、その場でボタン一つで常時録音したい人。 首から下げる・カードとして持ち歩ける専用マイクは、スマホを机に置いて録るより手軽で、録り逃しが減ります。ここはソフトだけでは埋めにくい部分です。
  • とにかく無料枠を長く使いたい人。 PLAUD は本体を買えばスタータープラン(無料)で月300分の文字起こしと要約が使えます。多くのソフト型無料枠より寛容です。
  • 1分あたりを安く上げたい人。 有料のプロプランは年16,800円(月換算で約1,400円)で月1,200分。分単価だけ見れば、後述するソフト型の有料プランより割安なことが多いです。

つまり、「物理的な対面の場を、デバイスで確実に録りたい」なら PLAUD Note は素直な選択です。以下で紹介するソフト型ツールは、この「専用マイク」の代わりにはなりません(録音は自分でスマホ等を操作して行う前提です)。

一方で、次のどれかに当てはまるなら、ハードを買わないソフト型のほうが向いています。

  • 2万円台の本体を買ったり持ち歩いたりしたくない
  • すでにスマホのボイスメモ・Zoom/Teams の録画・ICレコーダー・動画ファイルなど、録音・録画済みのデータがある
  • 議事録だけでなく、字幕ファイル(SRT/VTT)や翻訳字幕、字幕入りの動画まで欲しい
  • 会議に英語・中国語などが混ざるので、多言語の文字起こし・翻訳が要る

ここから、そのソフト型の3つを見ていきます。

1. 文字起こしさん — ブラウザ完結・インストール不要で手軽に

文字起こしさんは、ブラウザですぐ使える文字起こしツールです。アプリのインストールは不要で、音声・動画に加えて画像やPDFにも対応し、要約や議事録の自動生成もできます。

  • 向いている人: まず無料で手軽に試したい人。短い音声を、登録なし・インストールなしでサッと文字にしたい人。
  • ⭕ 強み: ブラウザだけで完結する手軽さと、日本語に最適化された使い勝手。 登録なしで最初の3分、無料登録で毎日3分・合計10分まで試せるので、いきなり課金せずに仕上がりを確認できます。
  • 注意点: 無料枠は1日単位で短めなので、長い会議をまとめて処理するには有料プランが前提になります。字幕ファイル中心の動画制作より、テキストの文字起こし・議事録向きです。

長時間の会議録をまとめて処理したい場合は、料金プランを公式サイトで確認してください。

2. Notta — スマホ・Webで使える定番の議事録ツール

Notta は、モバイルアプリとWebで使える、日本でも広く使われている文字起こし・議事録ツールです。録音・ファイル取り込み・要約に対応し、無料枠から始められます。専用デバイスは不要で、スマホやPCだけで完結します。

  • 向いている人: スマホで録った会議・インタビューを、そのまま議事録・要約にしたい人。日本語中心の業務で、定番の安心感を重視する人。
  • ⭕ 強み: 無料枠があり、モバイルとWebの両方で使える手軽さ。 PLAUD のように本体を買わなくても、手持ちのスマホで録音から議事録づくりまで回せます。
  • 注意点: 動画の字幕ファイル(SRT/VTT)を軸にした制作ワークフローより、会議の議事録・要約が主戦場です。最新の料金・無料枠の分数は変わることがあるので、契約前に料金ページで確認してください。

3. Subanana — 既存ファイルから、字幕・多言語・翻訳まで

最後に、私が運営している Subanana です。位置づけは、会議レコーダーというより文字起こしと字幕づくりに特化したWebサービス。ファイルのアップロードに加えて、YouTube・Instagram・Facebook の公開URLを貼るだけで取り込み、文字起こし・字幕・要約を作れます。専用ハードは不要です。

  • 向いている人: すでに録音・録画済みのファイルがあり、それを議事録や字幕にしたい人。会議に英語・中国語などが混ざる人。議事録だけでなく、字幕ファイルや翻訳字幕、字幕入り動画まで作りたい人。
  • 主な機能: 言語ごとにベンチマークで最良の音声認識モデルを自動で選ぶ設計(特定の1社に固定されません)。会議の録音をアップロードすれば文字起こしと要約(議事録)を作成でき、要約に使うAIモデルは選べます。字幕モードでは複数の翻訳先言語を一度に出力でき、原文と訳文を1つにまとめた対訳(バイリンガル)字幕や、字幕を焼き込んだ動画の書き出しにも対応します。書き出し形式は SRT・VTT・TXT・DOCX・XLSX・Markdown の6種類で、対応言語は95以上です。
  • ⭕ 競合(PLAUD・文字起こしさん・Notta)が Subanana に勝つ点: 料金です。 PLAUD のスターター(月300分)や、文字起こしさん・Notta の無料枠のほうが寛容で、分単価も割安なことが多いのが正直なところ。Subanana の無料プランは結果を確認するプレビュー中心で、生成は各ファイルの先頭15分まで、字幕・文字起こしの書き出しは有料プランで解放されます(年払い換算で Lite が月あたり US$9 から)。とにかく安く議事録だけ作りたいなら、上の2つや PLAUD のほうが向いています。 また Subanana はWebサービスなので、対面の会議はご自身のスマホ等で録音する前提です。常時録音の専用マイクが要るなら、デバイス型のほうが向いています。

Subanana が効くのは、**「もう音声や動画があって、それを字幕や多言語の議事録にしたい」**場面です。

比較表:ハード要否・入力・字幕・多言語で選ぶ

用途で選べるように並べました。それぞれに主戦場があります。

PLAUD Note の代わり比較表:専用デバイスの要否・入力ソース・無料枠・議事録要約・字幕書き出し・多言語翻訳・料金

項目PLAUD Note文字起こしさんNottaSubanana
専用デバイス✅ 別売り本体が必要❌ 不要❌ 不要❌ 不要
入力ソース本体で録音音声・動画・画像・PDF録音・ファイル取込ファイル+URL取込(YouTube/IG/FB)
無料枠月300分(本体購入が前提)毎日3分・合計10分無料枠あり先頭15分プレビュー(書き出しは有料)
議事録・要約✅ 要約テンプレート✅ 要約AIモデルは選択可
字幕ファイル書き出し(SRT/VTT)❌ 議事録・要約が中心⭕ テキスト中心⭕ 議事録中心✅ SRT・VTTほか6形式
対訳・多言語の翻訳字幕✅ 字幕モードは複数言語同時
料金の入口本体¥27,500〜+無料〜年払い無料枠+有料無料枠+有料無料枠+年払い US$9〜

読み方:✅=その項目の明確な強み、⭕=対応するが主戦場ではない、❌=非対応または対象外。料金は確認時点(2026年7月)のもので、各社の最新情報は公式サイトでご確認ください。

用途別・どれを選ぶ?

  • 対面の会議を、デバイスで確実に常時録音したいPLAUD Note(そのまま)。専用マイクの手軽さはソフトでは代えがたく、無料枠も月300分と寛容です。
  • とにかく安く、日本語の議事録だけ作りたい文字起こしさん or Notta。無料枠から始められ、スマホやブラウザだけで完結します。
  • すでにある音声・動画を、字幕(SRT/VTT)や多言語の翻訳字幕・議事録にしたいSubanana。ここが私たちの主戦場です。イベント向けにはAIリアルタイム字幕・翻訳もあります。

迷ったら、「デバイスが要るか」「安さか、字幕・多言語か」の2軸をまず決めてください。たいてい1つのツールにまっすぐ対応します。ソフト型に絞るなら、インストール不要で使える文字起こしサイトの選び方も参考になります。

Subanana で既存ファイルから議事録・字幕を作る手順

もし多言語や字幕が決め手なら、Subanana での流れはこうです。

  1. スマホのボイスメモ、Zoom/Teams の録画、ICレコーダーや動画のファイルをアップロードします。YouTube・Instagram・Facebook の公開URLを貼っての取り込みもできます。
  2. ソース言語を選びます。日本語に英単語が混ざる会議は、自動判定に任せず最初に言語を指定すると誤判定が減ります。
  3. 議事録が目的なら要約を、字幕が目的なら翻訳先の言語を指定します。字幕モードなら複数言語を同時に出せます。
  4. 人名・社名・専門用語は用語集に登録しておくと、固有名詞の誤変換が目に見えて減ります。
  5. 生成後、SRT・VTT・TXT・DOCX・XLSX・Markdown で書き出します。原文と訳文をまとめた対訳字幕や、字幕を焼き込んだ動画も選べます。

議事録づくり全体のコツはAI議事録の使い方音声翻訳のやり方にもまとめています。料金の詳細は料金ページで確認できます。

よくある質問

PLAUD Note に無料プランはありますか?

はい。本体を購入すると、スタータープラン(無料)で月300分の文字起こしと要約が使えます。さらに使う場合は、プロプラン(年16,800円で月1,200分)や無制限プランがあります(確認時点:2026年7月、Plaud公式)。

PLAUD を使わずに、スマホの録音だけで議事録は作れますか?

はい。文字起こしさん・Notta・Subanana のようなソフト型ツールは、スマホやPCで録音した音声ファイルをアップロードするだけで、文字起こしと要約(議事録)を作れます。専用のハードは不要です。ただし、対面の会議をボタン一つで常時録音する「専用マイク」の手軽さは、デバイスならではの利点です。

議事録だけでなく、動画の字幕(SRT/VTT)も作れる代わりはありますか?

PLAUD は議事録・要約が中心で、字幕ファイルの書き出しはありません。字幕ファイル(SRT/VTT)や翻訳字幕、字幕を焼き込んだ動画まで必要なら、字幕・動画に対応した Subanana のようなツールが向いています。

一番安く済ませるにはどれがいいですか?

無料枠で足りるなら、PLAUD のスターター(月300分・本体購入が前提)や、文字起こしさん・Notta の無料枠で十分なことが多いです。分単価を重視するなら、これらの有料プランは Subanana より割安な傾向があります。Subanana を選ぶのは、価格より「多言語」「字幕・動画」「既存ファイルの取り込み」が要る場合です。

まとめ

「PLAUD Note の代わり」は、まず専用デバイスが本当に要るかで答えが変わります。対面の会議を確実に録りたいなら PLAUD Note のままが素直で、無料枠も寛容です。一方、手元の録音・録画から議事録を作りたいなら、ハード不要のソフト型で十分——安さと手軽さなら文字起こしさんや Notta、字幕(SRT/VTT)や多言語の翻訳字幕・議事録まで欲しいなら Subanana、というのが正直な棲み分けです。どれも無料枠があるので、手元の短い音声で1〜2本試してから決めるのが確実です。

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