PLAUD Note の代わりは?ハード不要で議事録・字幕を作る文字起こしツールと選び方(2026)
「PLAUD Note、気になるけど本体が2万円台。買う前に、代わりになるものはないの?」——そう思って検索する人は多いはずです。実際、PLAUD Note は専用のAIレコーダー(本体は別売り)で、録った音声を文字起こしして要約や議事録にまとめてくれる、よくできたデバイスです。
ただ、「代わり」を探す前に切り分けておきたいことが一つあります。あなたに必要なのは「専用デバイス」なのか、それとも「文字起こしと議事録づくり」そのものなのか、です。ここが決まると、選択肢が一気に絞れます。
この記事では、まず PLAUD Note が本当に向いている人を正直に整理し、そのうえでハードを買わずに、スマホやPCの録音・手元のファイルから議事録を作るソフト型ツールを用途別に比較します。取り上げるのは、文字起こしさん・Notta・Subanana の3つ。なお、そのうちの Subanana は私が運営しているので、Subanana が向かない場面もはっきり書きます。

まず前提:PLAUD Note が本当に向いている人
「代わり」を探す前に、そもそも PLAUD Note のままがいい人もいます。正直に書くと、次のような人はデバイスを買う価値があります。
- 対面の会議や商談を、その場でボタン一つで常時録音したい人。 首から下げる・カードとして持ち歩ける専用マイクは、スマホを机に置いて録るより手軽で、録り逃しが減ります。ここはソフトだけでは埋めにくい部分です。
- とにかく無料枠を長く使いたい人。 PLAUD は本体を買えばスタータープラン(無料)で月300分の文字起こしと要約が使えます。多くのソフト型無料枠より寛容です。
- 1分あたりを安く上げたい人。 有料のプロプランは年16,800円(月換算で約1,400円)で月1,200分。分単価だけ見れば、後述するソフト型の有料プランより割安なことが多いです。
つまり、「物理的な対面の場を、デバイスで確実に録りたい」なら PLAUD Note は素直な選択です。以下で紹介するソフト型ツールは、この「専用マイク」の代わりにはなりません(録音は自分でスマホ等を操作して行う前提です)。
一方で、次のどれかに当てはまるなら、ハードを買わないソフト型のほうが向いています。
- 2万円台の本体を買ったり持ち歩いたりしたくない
- すでにスマホのボイスメモ・Zoom/Teams の録画・ICレコーダー・動画ファイルなど、録音・録画済みのデータがある
- 議事録だけでなく、字幕ファイル(SRT/VTT)や翻訳字幕、字幕入りの動画まで欲しい
- 会議に英語・中国語などが混ざるので、多言語の文字起こし・翻訳が要る
ここから、そのソフト型の3つを見ていきます。
1. 文字起こしさん — ブラウザ完結・インストール不要で手軽に
文字起こしさんは、ブラウザですぐ使える文字起こしツールです。アプリのインストールは不要で、音声・動画に加えて画像やPDFにも対応し、要約や議事録の自動生成もできます。
- 向いている人: まず無料で手軽に試したい人。短い音声を、登録なし・インストールなしでサッと文字にしたい人。
- ⭕ 強み: ブラウザだけで完結する手軽さと、日本語に最適化された使い勝手。 登録なしで最初の3分、無料登録で毎日3分・合計10分まで試せるので、いきなり課金せずに仕上がりを確認できます。
- 注意点: 無料枠は1日単位で短めなので、長い会議をまとめて処理するには有料プランが前提になります。字幕ファイル中心の動画制作より、テキストの文字起こし・議事録向きです。
長時間の会議録をまとめて処理したい場合は、料金プランを公式サイトで確認してください。
2. Notta — スマホ・Webで使える定番の議事録ツール
Notta は、モバイルアプリとWebで使える、日本でも広く使われている文字起こし・議事録ツールです。録音・ファイル取り込み・要約に対応し、無料枠から始められます。専用デバイスは不要で、スマホやPCだけで完結します。
- 向いている人: スマホで録った会議・インタビューを、そのまま議事録・要約にしたい人。日本語中心の業務で、定番の安心感を重視する人。
- ⭕ 強み: 無料枠があり、モバイルとWebの両方で使える手軽さ。 PLAUD のように本体を買わなくても、手持ちのスマホで録音から議事録づくりまで回せます。
- 注意点: 動画の字幕ファイル(SRT/VTT)を軸にした制作ワークフローより、会議の議事録・要約が主戦場です。最新の料金・無料枠の分数は変わることがあるので、契約前に料金ページで確認してください。
3. Subanana — 既存ファイルから、字幕・多言語・翻訳まで
最後に、私が運営している Subanana です。位置づけは、会議レコーダーというより文字起こしと字幕づくりに特化したWebサービス。ファイルのアップロードに加えて、YouTube・Instagram・Facebook の公開URLを貼るだけで取り込み、文字起こし・字幕・要約を作れます。専用ハードは不要です。
- 向いている人: すでに録音・録画済みのファイルがあり、それを議事録や字幕にしたい人。会議に英語・中国語などが混ざる人。議事録だけでなく、字幕ファイルや翻訳字幕、字幕入り動画まで作りたい人。
- 主な機能: 言語ごとにベンチマークで最良の音声認識モデルを自動で選ぶ設計(特定の1社に固定されません)。会議の録音をアップロードすれば文字起こしと要約(議事録)を作成でき、要約に使うAIモデルは選べます。字幕モードでは複数の翻訳先言語を一度に出力でき、原文と訳文を1つにまとめた対訳(バイリンガル)字幕や、字幕を焼き込んだ動画の書き出しにも対応します。書き出し形式は SRT・VTT・TXT・DOCX・XLSX・Markdown の6種類で、対応言語は95以上です。
- ⭕ 競合(PLAUD・文字起こしさん・Notta)が Subanana に勝つ点: 料金です。 PLAUD のスターター(月300分)や、文字起こしさん・Notta の無料枠のほうが寛容で、分単価も割安なことが多いのが正直なところ。Subanana の無料プランは結果を確認するプレビュー中心で、生成は各ファイルの先頭15分まで、字幕・文字起こしの書き出しは有料プランで解放されます(年払い換算で Lite が月あたり US$9 から)。とにかく安く議事録だけ作りたいなら、上の2つや PLAUD のほうが向いています。 また Subanana はWebサービスなので、対面の会議はご自身のスマホ等で録音する前提です。常時録音の専用マイクが要るなら、デバイス型のほうが向いています。
Subanana が効くのは、**「もう音声や動画があって、それを字幕や多言語の議事録にしたい」**場面です。
比較表:ハード要否・入力・字幕・多言語で選ぶ
用途で選べるように並べました。それぞれに主戦場があります。

| 項目 | PLAUD Note | 文字起こしさん | Notta | Subanana |
|---|---|---|---|---|
| 専用デバイス | ✅ 別売り本体が必要 | ❌ 不要 | ❌ 不要 | ❌ 不要 |
| 入力ソース | 本体で録音 | 音声・動画・画像・PDF | 録音・ファイル取込 | ファイル+URL取込(YouTube/IG/FB) |
| 無料枠 | 月300分(本体購入が前提) | 毎日3分・合計10分 | 無料枠あり | 先頭15分プレビュー(書き出しは有料) |
| 議事録・要約 | ✅ 要約テンプレート | ✅ | ✅ | ✅ 要約AIモデルは選択可 |
| 字幕ファイル書き出し(SRT/VTT) | ❌ 議事録・要約が中心 | ⭕ テキスト中心 | ⭕ 議事録中心 | ✅ SRT・VTTほか6形式 |
| 対訳・多言語の翻訳字幕 | ❌ | ❌ | ⭕ | ✅ 字幕モードは複数言語同時 |
| 料金の入口 | 本体¥27,500〜+無料〜年払い | 無料枠+有料 | 無料枠+有料 | 無料枠+年払い US$9〜 |
読み方:✅=その項目の明確な強み、⭕=対応するが主戦場ではない、❌=非対応または対象外。料金は確認時点(2026年7月)のもので、各社の最新情報は公式サイトでご確認ください。
用途別・どれを選ぶ?
- 対面の会議を、デバイスで確実に常時録音したい → PLAUD Note(そのまま)。専用マイクの手軽さはソフトでは代えがたく、無料枠も月300分と寛容です。
- とにかく安く、日本語の議事録だけ作りたい → 文字起こしさん or Notta。無料枠から始められ、スマホやブラウザだけで完結します。
- すでにある音声・動画を、字幕(SRT/VTT)や多言語の翻訳字幕・議事録にしたい → Subanana。ここが私たちの主戦場です。イベント向けにはAIリアルタイム字幕・翻訳もあります。
迷ったら、「デバイスが要るか」「安さか、字幕・多言語か」の2軸をまず決めてください。たいてい1つのツールにまっすぐ対応します。ソフト型に絞るなら、インストール不要で使える文字起こしサイトの選び方も参考になります。
Subanana で既存ファイルから議事録・字幕を作る手順
もし多言語や字幕が決め手なら、Subanana での流れはこうです。
- スマホのボイスメモ、Zoom/Teams の録画、ICレコーダーや動画のファイルをアップロードします。YouTube・Instagram・Facebook の公開URLを貼っての取り込みもできます。
- ソース言語を選びます。日本語に英単語が混ざる会議は、自動判定に任せず最初に言語を指定すると誤判定が減ります。
- 議事録が目的なら要約を、字幕が目的なら翻訳先の言語を指定します。字幕モードなら複数言語を同時に出せます。
- 人名・社名・専門用語は用語集に登録しておくと、固有名詞の誤変換が目に見えて減ります。
- 生成後、SRT・VTT・TXT・DOCX・XLSX・Markdown で書き出します。原文と訳文をまとめた対訳字幕や、字幕を焼き込んだ動画も選べます。
議事録づくり全体のコツはAI議事録の使い方や音声翻訳のやり方にもまとめています。料金の詳細は料金ページで確認できます。
よくある質問
PLAUD Note に無料プランはありますか?
はい。本体を購入すると、スタータープラン(無料)で月300分の文字起こしと要約が使えます。さらに使う場合は、プロプラン(年16,800円で月1,200分)や無制限プランがあります(確認時点:2026年7月、Plaud公式)。
PLAUD を使わずに、スマホの録音だけで議事録は作れますか?
はい。文字起こしさん・Notta・Subanana のようなソフト型ツールは、スマホやPCで録音した音声ファイルをアップロードするだけで、文字起こしと要約(議事録)を作れます。専用のハードは不要です。ただし、対面の会議をボタン一つで常時録音する「専用マイク」の手軽さは、デバイスならではの利点です。
議事録だけでなく、動画の字幕(SRT/VTT)も作れる代わりはありますか?
PLAUD は議事録・要約が中心で、字幕ファイルの書き出しはありません。字幕ファイル(SRT/VTT)や翻訳字幕、字幕を焼き込んだ動画まで必要なら、字幕・動画に対応した Subanana のようなツールが向いています。
一番安く済ませるにはどれがいいですか?
無料枠で足りるなら、PLAUD のスターター(月300分・本体購入が前提)や、文字起こしさん・Notta の無料枠で十分なことが多いです。分単価を重視するなら、これらの有料プランは Subanana より割安な傾向があります。Subanana を選ぶのは、価格より「多言語」「字幕・動画」「既存ファイルの取り込み」が要る場合です。
まとめ
「PLAUD Note の代わり」は、まず専用デバイスが本当に要るかで答えが変わります。対面の会議を確実に録りたいなら PLAUD Note のままが素直で、無料枠も寛容です。一方、手元の録音・録画から議事録を作りたいなら、ハード不要のソフト型で十分——安さと手軽さなら文字起こしさんや Notta、字幕(SRT/VTT)や多言語の翻訳字幕・議事録まで欲しいなら Subanana、というのが正直な棲み分けです。どれも無料枠があるので、手元の短い音声で1〜2本試してから決めるのが確実です。