Nottaの代替ツール おすすめ(2026):AI文字起こし・議事録の乗り換え先を用途別に比較
「Notta 代替」系のまとめ記事には、たいてい同じ問題があります。競合が書いた記事は自社を1位にし、Notta自身のまとめは当然Nottaを1位にします。どちらも、実際にツールを選ぶ役にはあまり立ちません。この記事は構成を変え、以下のすべてのツールに、はっきり書いた**「最適なケース」と「合わないケース」**を付けています。私が運営するSubananaも、同じ基準で正直に評価します。
Nottaは日本語の文字起こし・議事録に強い、よくできたツールです。日本語中心の会議で、使い慣れたUIとサポートをそのまま使いたいなら、この記事はまだ早いかもしれません——Nottaで十分です。それでも人がNottaから乗り換えを考えるのは、たいてい次の3つの理由に絞られます。
- 多言語・混在言語の会議 — 日本語以外や、日英・日中が混ざる会議が多い。あるいは固有名詞・専門用語の多い会議で、用語集で表記を固定したい。
- 録音の取りこぼし — スマホアプリを毎回立ち上げる運用が不安で、専用のハードで常時・ワンタップ録音したい。
- 料金・使い方の適合性 — 個人にはチーム機能が過剰、無料で十分、あるいは逆にチームで議事録を共有したい。Nottaの無料枠(月120分・1回あたり3分まで)が実際の用途には窮屈。
以下の5つの代替ツールは、この3つの理由に合わせて選びました。
開示:私はSubananaを運営しています。各ツールの数値と機能は、それぞれの公開ページ(料金ページ・機能ページ)を2026年7月時点で取得したものです。捏造した直接比較の精度ベンチマークは使っていません。精度が気になるなら、ここで挙げたツールはすべて無料枠か無料トライアルがあるので、自分の音声で確かめるのがいちばんです。

TL;DR — どのNotta代替がどの用途に合うか
- Rimo Voice ← 日本語ネイティブで、個人で長時間(月35時間)文字起こししたいなら。AI議事録・話者分離つき。
- PLAUD ← 専用ハードで常時・ワンタップ録音したいなら。会議のたびにアプリを立ち上げたくない人向け。
- LINE WORKS AiNote ← チーム・法人で共有のAI議事録が要るなら。CLOVA Note βの法人向け後継。
- 文字起こしさん(mojiokoshi3) ← 無料でとりあえず短い音声を文字にしたいなら。画像・PDFの文字起こし(OCR)も。
- Subanana ← 日中英が混ざる多言語会議、要約に使うLLMを自分で選びたい、用語集の粒度、字幕付き多言語ライブイベントなら。

| ツール | 最安プラン/月 | AI議事録 | 多言語 | ハード不要 |
|---|---|---|---|---|
| Rimo | ¥1,650 | ○ | 日本語中心 | ○ |
| PLAUD | 本体¥27,500〜 | ○ | 112言語 | ✕(専用ハード) |
| LINE WORKS AiNote | ¥1,440 | 有料 | 日英中韓 | ○ |
| 文字起こしさん | ¥1,100 | ○ | 中国語対応 | ○ |
| Subanana | US$9〜(年払い) | ○ | 95以上 | ○ |
各社の公開料金・機能ページより(2026年7月時点)。最新の料金・無料枠は各社サイトで確認してください。
それでもNottaが正解になるケース
乗り換えの前に、Nottaに留まる正当な理由も挙げておきます。
- 日本語中心の会議が大半で、ブランドとサポートの安心感を重視する。 Nottaは国内で広く使われていて、日本語UI・日本語サポートが手厚い。「すでに使えている」は留まる立派な理由です。
- 無料版で足りている。 Nottaの無料版はあります——月120分まで、ただし1回の録音は3分までという制約付きです。短いメモやお試しには十分ですが、長い会議をまるごと無料で処理するのには向きません。ここが窮屈だと感じたときが、乗り換えを考えるサインです。
- 安全性が気になる場合。 「Nottaは危ないか」という不安をよく見かけますが、議事録AIはどれも会議の音声という機密を扱います。特定のツールを危険視するより、①通信・保存の暗号化、②入力データを学習に使わない方針か、③アクセス制御——の3点を、どのツールでも確認するのが正解です。Nottaは法人向けにセキュリティ機能を用意しています。
1. Rimo Voice — 日本語ネイティブ・個人の長時間文字起こしに
Rimoは日本発の文字起こしサービスで、日本語の精度と使い勝手に定評があります。**個人向けの文字起こしプランが月1,650円で、月2,100分(約35時間)**と、個人が長時間の会議や取材を回すには十分な枠があります。上位のプロプラン(月4,950円)では文字起こしが無制限になり、AI議事録の要約、ボットの自動録画、リアルタイム文字起こし、会議内容へのAIチャットまで揃います。
最適なケース: 日本語中心で、個人で長時間の文字起こしを安定して回したい人。 合わないケース: 常時録音できるハードが欲しい、または日中英が混ざる会議で多言語の精度を重視する場合は、別の選択肢のほうが合います。
2. PLAUD — 専用ハードで録音を取りこぼしたくない人に
PLAUDは、録音用の専用ハード(ポケット型レコーダーやウェアラブルのピン)と、文字起こし・要約アプリがセットになった製品です。ソフトウェアだけの代替と一番違うのは、常に持ち歩ける専用機でワンタップ録音できる点。会議のたびにアプリを立ち上げる必要がなく、オフラインでも取りこぼしにくいので、こまめに録音する人には確かな価値があります。
対応言語は112言語をうたっています。一方で本体価格は27,500円〜30,800円と、ハードを買う初期費用がかかります。たまに録音する程度なら、手持ちの機器の録音をソフトで文字起こしするほうが割安です。
最適なケース: 会議・面談・思いつきを、専用機で常にワンタップ録音したい人。 合わないケース: すでに録音がある、または手持ちのスマホ・ICレコーダーで足りる人には、ハード代が過剰になりがちです。
3. LINE WORKS AiNote — チーム・法人の共有AI議事録に
LINE WORKS AiNoteは、CLOVA Note βの法人向け後継として案内されているAI議事録サービスです(累計登録100万人)。文字起こし、話者分離+自動話者認識、AI要約に対応し、対応言語は日・英・中・韓です。無料枠は月300分・最大30ユーザー(ただし自動話者認識とAI要約は無しで、有料のソロプランは月1,440円)で、チーム単位で議事録を共有したい組織に向いた作りです。
最適なケース: チームや法人で、共有のAI議事録を回したい。CLOVA Noteから移行先を探している。 合わないケース: 個人利用で軽く使いたいだけなら、無料枠でAI要約が使えない点や法人向けの料金設計が重く感じられます。
4. 文字起こしさん(mojiokoshi3)— 無料でとりあえず文字にしたい人に
文字起こしさんは、ログイン不要でサッと使えるブラウザ型の文字起こしツールです。無料でも1日10分ぶんの音声を文字にでき、有料のベーシックプランは月1,100円から。音声・動画の文字起こしに加えて、画像やPDFの文字起こし(OCR)、字幕(SRT/VTT)の書き出し、AI要約まで対応し、中国語を含む100以上の言語をうたっています。
最適なケース: 無料で短い音声を手早く文字にしたい人。画像・PDFからも文字を起こしたい人。 合わないケース: 長時間の会議を無料でまとめて処理したい、または話者分離・議事録要約を軸に使いたい人には、無料枠の上限が窮屈です。
5. Subanana — 多言語会議・要約LLMの制御・用語集の粒度に
ここは私の製品なので、合わないケースから正直に書きます。日本語だけの会議で、国内で最も使われているブランドの安心感を最優先するなら、NottaやRimoのほうが合います。 専用ハードで常時録音したいならPLAUDです。
Subananaが向くのは、次のような場合です。
- 日中英が混ざる多言語の会議。 Subananaの会議文字起こしは、特定のエンジンに固定せず、言語ごとに最も精度の高いモデルを選んで文字起こしします。95以上の言語に対応し、話し手が言語を切り替える会議にも向いています。
- 要約に使うLLMを自分で選びたい。 会議の要約では、複数のAIモデルから用途に合うものを選べます(要約以外の翻訳・字幕補正は、Subanana側が最適なモデルに自動で振り分けます)。
- 固有名詞の精度を上げたい。 用語集はワークスペース全体にも、プロジェクトごとにも設定でき、言語別のタグ付けやXLSX/CSVでの一括登録に対応します。ブランド名や専門用語の表記ゆれを抑えられます。
- 字幕付きの多言語ライブイベント。 ブラウザで動き、観客はQRコードのリンクから字幕を見られます。アプリのインストールは不要です。
話者分離、句読点・段落の自動整形、要点・決定事項・ToDoの要約まで自動で、専用ハードは要りません。まずは無料プランで結果を確認でき、テキストやWord(DOCX)、字幕(SRT)などで書き出すときは有料プランに切り替えます。有料プランは年払いでUS$9/月〜と個人でも手が届く料金で、詳細は料金ページにまとめています。
Nottaとの1対1の詳しい比較はSubananaとNottaの比較を参照してください。
最終候補を、自分の音声で確かめる方法
まとめ記事だけで決めず、最後は自分の録音で試すのが確実です。
- 候補を2つに絞る。 上のTL;DRから、乗り換えの理由に一番合うものを2つ選びます。
- 同じ音源で両方を試す。 いつもの会議に近い録音(できれば少し雑音や複数話者を含むもの)を用意し、両方の無料枠で文字起こしします。
- 要約とエクスポートまで見る。 文字起こしの精度だけでなく、要約の構造と、必要な形式(DOCX/SRTなど)で書き出せるかまで確認します。
- 料金を実際の使用量で計算する。 月に何時間使うかを見積もり、無料枠を超えたときの料金で比べます。
よくある質問
なぜ「Notta代替」系のまとめ記事の多くは信頼できないのですか?
多くは自社を1位にする競合が書いたものか、特定ツールへの登録に収益が紐づくアフィリエイトサイトが書いたものだからです。この分野では「自社を1位にする」パターンがよくあります。正直なやり方は、自分が運営するツールを冒頭で明示し、競合が本当に勝つところを認めることです。
NottaとPLAUDはどちらが使いやすいですか?
用途で分かれます。Nottaはソフトだけで完結し、既存の録音やweb会議から手軽に文字起こしできます。PLAUDは専用ハードで常時・ワンタップ録音できるのが強みで、会議のたびにアプリを操作したくない人に向きます。「すでに録音がある/web会議中心」ならNottaやソフト型、「移動中や対面で常に録りたい」ならPLAUD、と考えると選びやすいです。
Nottaの無料版はありますか?
あります。月120分まで無料で、ただし1回の録音は3分までという制約があります。短いメモやお試しには十分ですが、長い会議をまるごと無料で処理するのには向きません。無料枠が窮屈になったら、この記事の代替ツール(それぞれ無料枠や無料トライアルあり)を試すタイミングです。
LINE WORKS AiNoteとNottaはどう違いますか?
AiNoteはCLOVA Note βの法人向け後継で、チーム単位の共有AI議事録に軸足があります(無料枠は月300分・最大30ユーザーですが、自動話者認識とAI要約は有料)。Nottaは個人プランが充実していて、一人でも使いやすい設計です。チームで議事録を共有したいならAiNote、個人で完結したいならNottaやほかの個人向けツール、という分け方ができます。
多言語や日中英が混ざる会議に強いのはどれですか?
Subananaは、言語ごとに最良のモデルへ振り分ける仕組みで95以上の言語に対応し、話し手が言語を切り替える会議にも向いています。用語集で固有名詞の表記も固定できます。文字起こしさんも中国語を含む多言語をうたっています。日本語中心ならNotta・Rimoで十分ですが、混在言語が多いなら多言語の対応範囲で選ぶとよいでしょう。