字幕アプリ おすすめ5選(2026):動画に字幕を付ける無料〜プロ向けツール比較
「動画に字幕を付けたい」と思ってアプリを探すと、無料でスマホだけで完結するものから、プロの編集ソフトに内蔵されたものまで出てきて、逆に迷います。しかも多くのツールが「AIで自動字幕」とうたっているので、名前だけ見ても違いが分かりません。
この記事では、日本のクリエイターが実際に使う主要な5つ——CapCut・Canva・Vrew・Premiere Pro・Subanana——を、用途別に正直に整理します。どれか1つが万能というより、「あなたが何を一番大事にするか」で答えが変わるので、まずは選び方の軸から見ていきましょう。
なお、比較するツールのひとつ Subanana は私が運営しています。だからこそ、Subanana が向かない場面もはっきり書きます。手軽さや完全無料を最優先するなら、正直ほかのツールのほうが向いているので、そこも判断材料にしてください。


選び方の3つの軸
細かい機能を比べる前に、この3点を先に決めておくと遠回りを避けられます。
- 手軽さか、精度か。 スマホで数分、無料でそこそこの字幕が欲しいのか。それとも、会議やインタビュー、専門用語の多い動画を、あとで直す手間を減らせるくらい正確に文字にしたいのか。
- スマホ完結か、PC・プロ制作か。 その場で撮ってすぐ投稿するショート動画なのか、タイムラインでしっかり編集する長尺なのか。
- 多言語・翻訳が要るか。 日本語の字幕を付けるだけでいいのか。英語や中国語など、複数言語の字幕・翻訳字幕まで出したいのか。
正直な前提として、この記事は「同じ音声を全ツールで流して精度を採点した」ような検証記事ではありません。各社の公開情報をもとに機能と向き不向きを整理したものです。精度は録音環境や話し方で大きく変わるので、最終的には自分の音声を各ツールの無料枠で試すのが一番確実です。
1. CapCut — 無料でスマホ完結、まず試すならここ
CapCut は、モバイル・デスクトップ・ブラウザのどれでも使える動画編集アプリで、AIの自動字幕(オンライン字幕ジェネレーター)を無料で、クレジットカード登録なしで使えます。複数言語に対応し、書き出しは透かしなしのHD動画で、YouTube・TikTok・Instagram Reels へそのまま投稿できます。
- 向いている人: スマホで撮ってすぐ投稿するショート動画クリエイター。編集・テロップ・BGMまで1つのアプリで完結させたい人。
- ⭕ Subanana に勝つ点: 完全無料でスマホだけで完結する手軽さと、編集機能との一体感。 Subanana は字幕・文字起こしに特化したWebサービスで、動画のカット編集やエフェクトは守備範囲外です。まず無料で試したい・スマホで完結させたいなら、CapCut のほうが向いています。
- 注意点: 高機能な一方で有料の CapCut Pro もあり、素材やエフェクトの一部は有料です。会議録や専門用語の多い長尺、複数言語の翻訳字幕まで作り込むには、字幕特化のツールのほうが楽なこともあります。
CapCut での具体的な字幕の付け方はCapCut 字幕の付け方にまとめています。
2. Canva — ブラウザでデザインごと、無料で字幕
Canva はブラウザ(+アプリ)で使えるデザインツールで、動画の自動字幕生成にも対応しています。音声認識で字幕を作り、無料プランでも字幕生成が使えるのが特長です。フォントや色、アニメーション付きのスタイルが豊富で、見た目を整えるのが得意です。
- 向いている人: SNS投稿やプレゼン動画を、デザイン込みで手早く仕上げたい人。すでに Canva でサムネイルや資料を作っている人。
- ⭕ Subanana に勝つ点: 無料で字幕を生成でき、テンプレートで見た目を作り込める点、そしてブラウザで完結する手軽さ。 装飾やブランドカラーに合わせた字幕デザインは Canva の得意分野です。
- 注意点: あくまでデザインツールの一機能なので、話者分離や長時間の会議録、対訳(原文+訳文)字幕のような込み入った用途には向きません。
Canva での手順はCanva 字幕の付け方で解説しています。
3. Vrew — テキストで台本ごと編集したい人に
Vrew は Mac・Windows・Ubuntu で動くデスクトップアプリで、音声認識による字幕の自動生成が中心の編集ツールです。文字起こしされたテキストを編集すると動画側も連動する「テキストベースの編集」が特徴で、100か国語以上の翻訳字幕にも対応し、原文と訳文を同時に表示できます。
- 向いている人: 台本を読むように動画を編集したい人。無音や言い間違いをテキスト上でカットしたい人。
- ⭕ Subanana に勝つ点: テキストベースで動画そのものを編集できる点と、無料枠から始められる手軽さ。 Subanana は字幕・文字起こしの精度と書き出しに寄せた設計なので、動画のカット編集そのものは Vrew のほうが直感的です。
- 注意点: ブラウザだけでは完結せず、デスクトップアプリのインストールが必要です。会社の共有PCなど、インストールに制約がある環境では一手間かかります。
4. Adobe Premiere Pro — タイムライン内で完結するプロの定番
Premiere Pro には音声からの自動文字起こし(Speech to Text)が内蔵されており、ワンクリックで文字起こし→字幕化できます。話者の自動検出やタイムラインとの連動、テキストパネルでの編集に対応し、字幕の翻訳もソフト内で行えます。字幕生成だけを単体で買うことはできず、Creative Cloud のサブスクリプションに含まれる形です。
- 向いている人: すでに Premiere Pro で本格的に編集しているプロや、映像制作を仕事にしている人。
- ⭕ Subanana に勝つ点: 編集タイムラインの中で字幕まで完結する点。 Subanana はWeb上の別ツールなので、どれだけ速くても「字幕ファイルを書き出す→編集ソフトに読み込む」という一手間が挟まります。すでに Premiere で作業しているなら、その一手間がない Premiere 内蔵の強みは本物です。
- 注意点: 字幕機能だけのために Creative Cloud の月額サブスクリプションを契約する必要があり、ライトユーザーにはコスト高です。
Premiere Pro での設定手順はPremiere Pro 字幕の付け方にまとめています。
5. Subanana — 精度・多言語・翻訳字幕まで、Web完結で
最後に、私が運営している Subanana です。動画の編集アプリではなく、文字起こしと字幕づくりに特化したWebサービスという位置づけです。ファイルのアップロードに加えて、YouTube・Instagram・Facebook の公開URLを貼るだけで取り込み、字幕を生成できます。
- 向いている人: 会議・インタビュー・講義・専門用語の多い動画など、精度が効く素材を扱う人。日本語だけでなく、英語や中国語など複数言語の字幕・翻訳字幕まで出したい人。
- 主な機能: 言語ごとにベンチマークで最良の音声認識モデルを自動で選ぶ設計(特定の1社に固定されません)。字幕モードでは複数の翻訳先言語を一度に出力でき、原文と訳文を1つにまとめた対訳(バイリンガル)字幕や、字幕を焼き込んだ動画の書き出しにも対応します。書き出し形式は SRT・VTT・TXT・DOCX・XLSX・Markdown の6種類です。
- 料金の考え方: 無料プランは結果を確認するプレビュー中心で、生成は各ファイルの先頭15分まで、書き出しは透かし入りの動画のみ。字幕ファイルとしての書き出しは有料プランで解放されます。年払い換算で Lite が月あたり US$9 からです。
- ⭕ 競合が Subanana に勝つ点: アニメーションやカラオケ風の演出といった、凝ったスタイル字幕は、CapCut や Canva のテンプレート、あるいは専用の字幕ソフトのほうが得意です。また料金は月額・年額のサブスクリプション制で、分単位の従量課金プランを持つツールに比べ、ごくたまにしか使わない人には割高になりえます。動画のカット編集そのものも守備範囲外です。
より詳しい機能はAI 字幕ツールのページにまとめています。
5ツール比較表
用途で選べるよう、機能を並べました。どのツールにも勝てる場面があります。

| 項目 | CapCut | Canva | Vrew | Premiere Pro | Subanana |
|---|---|---|---|---|---|
| 対応環境 | スマホ・PC・ブラウザ | ブラウザ・アプリ | デスクトップアプリ | デスクトップ(PC) | ブラウザ(Web完結) |
| 動画のカット編集 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ プロ向け | ❌ 字幕・文字起こし特化 |
| 自動字幕 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
| 多言語の翻訳字幕 | ⭕ | ⭕ | ✅ 100か国語以上 | ✅ | ✅ 字幕モードは複数言語同時 |
| 話者分離 | ❌ | ❌ | ⭕ | ✅ | ✅ |
| 対訳(原文+訳文)の字幕 | ❌ | ❌ | ✅ | ⭕ | ✅ |
| URL貼り付けで取り込み | ❌ | ❌ | ❌ | ❌ | ✅ YouTube/IG/FB |
| 書き出し形式 | 動画(HD・透かしなし) | 動画 | 動画・SRTほか | SRT・字幕トラック・動画 | SRT・VTT・TXT・DOCX・XLSX・MD |
| 料金の入口 | 無料(Pro あり) | 無料(Pro あり) | 無料枠あり | 有料サブスク | 無料枠あり/年払い US$9〜 |
読み方:✅=その項目の明確な強み、⭕=対応するが主戦場ではない、❌=非対応または対象外。
用途別・どれを選ぶ?
- スマホで手早く、無料で → CapCut。撮影から字幕・投稿まで1つで済みます。
- ブラウザでデザインごと整えたい → Canva。テンプレートで見た目まで作り込めます。
- 台本を読むようにテキストで編集したい → Vrew。無音や言い間違いの削除が得意です。
- すでに Premiere で編集している → Premiere Pro 内蔵。タイムラインから離れずに済みます。
- 精度を重視、複数言語や翻訳字幕、会議・インタビューも文字にしたい → Subanana。ここが私たちの主戦場です。イベント向けにはAIリアルタイム字幕・翻訳もあります。
迷ったら、まず一番大事にしたい軸を1つ決めてください。上の5パターンは、たいてい1つのツールにまっすぐ対応します。
Subanana で字幕を付ける手順
もし精度や多言語が決め手なら、Subanana での流れはこうです。
- 音声・動画ファイルをアップロードするか、YouTube・Instagram・Facebook の公開URLを貼って取り込みます。
- ソース言語を選びます。日本語に英単語が混ざる動画は、自動判定に任せず最初に言語を指定すると誤判定が減ります。
- 翻訳先の言語を指定します。字幕モードなら複数言語を同時に出せます。
- 固有名詞や専門用語は用語集に登録しておくと、人名・社名・専門語の誤変換が目に見えて減ります。
- 生成後、SRT・VTT・TXT・DOCX・XLSX・Markdown で書き出します。原文と訳文をまとめた対訳字幕や、字幕を焼き込んだ動画も選べます。
字幕づくり全体のコツは動画に字幕を付ける方法やYouTube動画に字幕を付ける方法にもまとめています。料金の詳細は料金ページで確認できます。
よくある質問
無料で動画に字幕を付けられますか?
はい。CapCut と Canva は無料プランで自動字幕を使えます(一部の素材や高度な機能は有料)。Vrew と Subanana も無料枠があり、まず仕上がりを試せます。Premiere Pro は Creative Cloud の有料サブスクリプションが前提です。
スマホだけで完結しますか?
CapCut はスマホアプリだけで撮影から字幕・投稿まで完結します。Canva もアプリで字幕を付けられます。Vrew と Premiere Pro はデスクトップ、Subanana はブラウザ主体なので、スマホ完結を最優先するなら CapCut が素直です。
英語や中国語など、複数言語の字幕は作れますか?
Vrew は100か国語以上の翻訳字幕に対応し、Premiere Pro も字幕の翻訳ができます。Subanana は字幕モードで複数の翻訳先言語を一度に出力でき、原文と訳文を1つにまとめた対訳字幕も書き出せます。多言語や翻訳字幕が主目的なら、この3つが候補になります。
字幕の精度を上げるコツは?
録音の質が9割です。マイクを話者に近づけ、静かな場所で、一度に一人が話すこと。加えて、ソース言語を正しく指定し、固有名詞や専門用語を事前に用語集へ登録できるツールなら、それを使うと誤変換が減ります。どのツールでも、最後は自分の音声で短く試してから決めるのが確実です。
どのツールから試せばいいですか?
まず手元の短い動画で、無料で試せるものを2つほど回してみてください。手軽さ重視なら CapCut、精度・多言語重視なら Subanana、と目的別に比べると違いが見えます。
まとめ
字幕アプリは「どれが一番いいか」ではなく、「あなたの用途にどれが合うか」で選ぶものです。スマホで手早く無料なら CapCut、デザインごと整えるなら Canva、テキストで編集するなら Vrew、Premiere で完結させたいなら内蔵機能、そして精度・多言語・翻訳字幕まで求めるなら Subanana——それぞれに主戦場があります。まずは無料枠で、自分の動画を1〜2本試してみてください。